眠れぬ真珠

眠れぬ真珠

眠れぬ真珠

石田氏っぽくなくて、入り込むのに時間がかかった感じ。

自動車の中にはいると、守られているような気がするのだ。機械というのはいいものである。入力した力に正確に比例して、速度をあげたり、舵を切ったりしてくれる。だが、人の心はそうはいかなかった。

自分が得意で好きなことを仕事にすると、人からは羨ましがられるが、こうしたときに困るのだ。幸せでも不幸せでも、結局は仕事に帰るしかすべがないのだ。